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佐藤　祥万



６０
 名前 さとう　しょうま
生年月日 1989年8月18日
経歴 文星芸術大学附属高−横浜(07年Ｄ4巡目)−日本ハム−広島
入団年 07年に高校生ドラフト4巡目で入団
在籍年 08年−13年
背番号 08年−13年[60]
投打 左投げ左打ち
守備 投手
：：
小学校3年生の時に少年野球チームの監督に年賀状で「ピッチャーをやらせてください」と直訴してピッチャーを始める。文星芸術大学附属高では2年夏には甲子園に出場したが、2回戦の今治西戦でリリーフして4失点でチームも大敗した。佐藤は甲子園から帰ると徹底的に走りこんで選球力向上を図った。そして翌年夏の甲子園で一回戦の市船橋戦で7安打完封勝利を達成。2回戦でも10奪三振を記録すると、3回戦で前年に敗れた因縁の今治西と再戦することとなった。

：横浜入団：
佐藤は5回まで無安打9奪三振という素晴らしいピッチングを見せたが、同点で迎えた9回表に内角勝負を挑んだ4番熊代に勝ち越しソロを打たれて雪辱はならなかった。なお調子がいいときは帽子が飛ぶのがトレードマーク。07年オフのドラフト会議で横浜から4巡目指名を受けて入団。

：初登板：
初年度のオープン戦で早くも頭角を現すと、4月8日に高卒1年目にして一軍に昇格。初登板となった4月9日の巨人戦では小笠原、ラミレス、李というクリーンナップを三者凡退に片付ける鮮烈なデビューを飾った。4月24日の巨人戦では死球を受けた那須野に代わって急遽登板したが3回から5回までを1安打に抑え込んだ。4イニング目となった6回裏には高橋、ラミレスから連続三振を奪ったが、続く阿部にライトスタンドに運ばれて1点を失ってしまった。それでも4回1失点という好投だったが佐藤はベンチで悔し涙を流した。

：初先発：
5月9日のヤクルト戦で初先発のマウンドに上がったが、初回に2死球をぶつけてしまうと、3回表にも2死球でリーグ・タイ記録のゲーム4死球を記録してしまった。投手の館山にも2四球を与えるなど、コントロールが定まらず4回2失点でKOとなった。同年は16試合に登板して防御率4.08という高卒1年目としては上々の成績を残した。

：戦力外：
2年目、3年目は二軍でも打ち込まれる試合が続いてしまうと、4年目の11年にはイースタン・リーグで39試合に登板して防御率1.72という好成績を残したが、1軍では10試合登板に留まった。翌12年も二軍ではまずまずの成績を残したが一軍ではチャンスを掴む事ができず、13年のオフにトレードで日本ハムに移籍した。移籍初年度の14年にはイースタン・リーグで35試合に登板して防御率2.43を記録したが同年オフに戦力外通告を受けた。佐藤は引退も考えたが周囲の説得もあって合同トライアウトに挑戦、4人の打者と対戦して被安打1で1四球も出したが、142キロを投じて広島カープへの入団を勝ち取った。

：二軍では防御率2点台も：
広島移籍後は15年、16年とウエスタンリーグで防御率2点台を記録、16年には5月8日の横浜戦で3年ぶりの一軍登板を果たしたが1試合で登録抹消、2週間後に再昇格となったが27日の横浜戦では4安打を集中されて2失点となり再び登録抹消となってしまった。投球フォームを変えて臨んだ17年もウエスタンリーグでは防御率2.22、28.1イニングを投げて被安打20で6四死球という好成績を残したが、一軍では5月24日に登録されたが登板機会がないまま6月5日に登録抹消、8月1日に再昇格を果たすと同年の初登板となった3日の阪神戦では三者凡退に打ち取って味方の反撃に繋げたが、シーズン最終戦では梶谷のソロと4四球という大乱調で一死しか取れずに降板して大幅に数字を悪化させてしまった。

：：
18年は7試合に登板したが防御率8.59に終わって戦力外通告を受けた。引退後は妻の実家である銘木業界で第二のスタートを切った。


初記録
初登板 08年4月9日巨人戦
初勝利
初奪三振 08年4月9日巨人戦：李から
初完投
初完封


　　投球成績
チーム 登板 完投 完封 勝利 敗戦 S 回数 安打 本塁 四球 死球 三振 暴投 ﾎﾞｰｸ 失点 自責 防御率
08 横浜 16 0 0 0 1 0 28.2 27 7 6 5 16 0 0 14 13 4.08
10 横浜 8 0 0 0 0 0 5.2 4 0 0 2 4 0 0 2 2 3.18
11 横浜 10 0 0 0 0 0 4.0 4 0 3 0 4 0 0 2 2 4.50
12 横浜 6 0 0 0 0 0 7.0 9 1 3 0 4 0 0 5 5 6.43
13 横浜 8 0 0 0 0 0 7.1 8 0 5 0 3 0 0 1 1 1.23
16 広島 2 0 0 0 0 0 2.1 5 0 1 1 3 0 0 2 2 7.71
17 広島 6 0 0 0 0 0 6.2 6 1 5 0 6 0 0 3 3 4.05
18 広島 7 0 0 0 0 0 7.1 8 0 4 1 6 0 0 8 7 8.59
球団 5年 48 0 0 0 1 0 52.2 52 8 17 7 31 0 0 24 23 3.93
通算 8年 63 0 0 0 1 0 69.0 71 9 27 9 46 0 0 37 35 4.57


　　打撃成績
チーム 試合 打数 得点 安打 二塁 三塁 本塁 塁打 打点 盗塁 盗刺 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率
08 横浜 16 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 .000
10 横浜 8 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
11 横浜 11 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
12 横浜 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 .000
13 横浜 8 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
16 広島 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
17 広島 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
18 広島 7 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
球団 5年 49 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 1 .000
通算 8年 64 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 1 .000


　　二軍投球成績
チーム 登板 完投 勝利 敗戦 S 回数 安打 本塁 四死 三振 失点 自責 防御率
08 湘南 11 0 1 5 0 43.2 47 5 20 21 26 26 5.36
09 湘南 8 0 1 4 0 30.0 32 6 11 16 22 22 6.60
10 湘南 34 0 1 3 0 26.2 39 1 12 9 24 18 6.08
11 横浜 39 0 1 1 0 31.1 29 0 12 29 6 6 1.72
12 横浜 32 0 1 1 0 27.2 31 2 8 16 8 8 2.60
13 横浜 30 0 1 2 0 22.0 26 2 12 17 12 11 4.50
14 日本ﾊﾑ 35 0 0 1 0 29.2 27 2 20 18 13 8 2.43
15 広島 44 0 4 0 0 44.0 37 2 20 38 15 14 2.86
16 広島 28 0 1 1 1 25.1 21 0 8 16 6 6 2.13
17 広島 29 0 1 0 0 28.1 20 1 6 23 7 7 2.22
18 広島 28 0 2 0 1 24.2 23 1 7 16 7 6 2.19
通算 11年 318 0 14 18 2 333.1 332 22 136 219 146 132 3.56