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北方　悠誠



２８
 名前 きたがた　ゆうじょう
生年月日 1994年1月25日
経歴 唐津商高−横浜（11年D1位）−ソフトバンク−群馬−愛媛―信濃ー栃木―マイナー−群馬
入団年 11年ドラフト1位
在籍年 12年−14年
背番号 12年−14年[28］
投打 右投げ右打ち
守備 投手
：藤井：
父親の親友で子供の頃にキャッチボールの相手をして貰った元ホークスの藤井 将雄に憧れて湊小、湊中、唐津商と藤井と同じ道と辿った。中学まではショート兼任投手で唐津商高から投手に専念した。149キロを計測して注目を集めた2年秋の県大会では全5試合に完投し、うち3試合では完封を記録するなど活躍してチームを46季ぶりに県大会優勝に導いた。だが45イニングで30四球を与えて、練習試合では死球を連発し「危ないから」という理由で降板を命じられるほど制球に課題を残した。

：888球：
3年夏には県大会では準々決勝で延長15回を257球で完投すると、引き分け再試合となった翌日にも161球で完投と県大会で実に57イニングで888球を投げるタフネス振りを見せた。甲子園では初戦の古川工戦で4安打、6四死球で4失点も、13奪三振を記録して完投勝利。2回戦の作新学院戦でも10奪三振を記録してストレートは153キロを計測した。同年オフのドラフト会議で藤岡を抽選で外し、外れ1位の松本も抽選で逃した横浜から1位指名を受けて入団した。

：158キロ：
ルーキーイヤーはイースタン・リーグで6試合に登板したが、14.1イニングで被安打20、20四死球、防御率6.91、失点率10.67という散々な成績に終わり、シーズン後の秋季練習では喫煙が発覚して強制送還となった。翌13年もイースタン・リーグでわずか9試合の登板に留まったが、春先に受けた平松 政次の指導で球速が増して秋季キャンプでは150キロを超えるストレートを連発、12月に台湾で行われたウインターリーグでは158キロを計測し、中畑監督から抑え候補として名前が上がるなど大きな期待をかけられた。

：3年で戦力外：
14年の春季キャンプでも春先としては異例の152キロを計測したがブルペンで捕手が取れないような球を投じてしまうと、オープン戦では死球を恐れた相手打者がまともにスイングできないなど、課題だった制球難に苦しんで二軍降格。投球フォームを大きく崩してまともに投げる事も出来なくなってしまった。6月中旬に制球改善を目指してサイドスローに転向したが、球速が130キロ台前半にまで落ち込んで、7月にオーバースロー復帰と迷走。同年はイースタン・リーグでも3試合登板に留まりドラフト1位としては異例の入団から3年で戦力外通告を受けた。

：：
トライアウトでも最速138キロで2四球という結果に終わり、登板後の取材ではイップスであることを告白したが、入団テストを経てソフトバンクに育成契約を結んだ。だが翌15年は3軍でも結果が残せず、ウエスタンリーグでの登板も果たせず1年限りで戦力外通告を受けた。

：：
2年連続のトライアウトを受験してBCリーグの群馬に入団したが6試合の登板で防御率11.17と苦しみ7月上旬にクビとなった。その後はベイスターズ時代の同僚の助けもあって四国ILの愛媛に入団テストを経て加入、夏にはソフトバンク3軍との交流戦で登板し、最速150キロを計測するなど1回を無失点に抑えた。シーズン後には3年連続となるトライアウトを受験した。

：：
19年にはドジャースのスカウトが計測したスピードガンで161キロを記録してマイナー契約を結び話題になったがルーキーリーグで防御率7.20と結果が残せず、翌20年はコロナウイルスの影響でマイナーリーグが中止となり、翌21年には解雇となってBCリーグの栃木に復帰した。22年からはコーチ兼任で福岡北九州フェニックスに入団した。


初記録
初登板
初勝利
初奪三振
初完投
初セーブ


　　投球成績
チーム 登板 完投 完封 勝利 敗戦 S 回数 安打 本塁 四球 死球 三振 暴投 ﾎﾞｰｸ 失点 自責 防御率
通算


　　打撃成績
チーム 試合 打数 得点 安打 二塁 三塁 本塁 塁打 打点 盗塁 盗刺 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率
通算


　　二軍投球成績
チーム 登板 完投 勝利 敗戦 S 回数 安打 本塁 四死 三振 失点 自責 防御率
12 横浜 6 0 0 2 0 14.1 20 0 20 5 17 11 6.91
13 横浜 9 0 1 0 1 15.2 8 0 17 21 4 3 1.72
14 横浜 3 0 0 0 0 3.0 5 0 7 4 5 2 6.00
通算 2年 18 0 1 2 1 33.0 33 0 44 30 26 16 4.36