:転校:
カナダ出身、カーソングラハム高ではバンクーバー・キャノンズでプレー、10年のドラフトでブルワーズから19巡目で指名されたが契約せずにセントジョーンズ大学に進学、1年後にサイプレス大学に転校して12年のドラフトでカージナルスから9巡目(全体300番目)で指名されて契約した。大学時代には主に捕手だったが外野手としてもプレー、投手としてもわずかだがマウンドに上がって151キロを計測したこともあった。
:転向:
当初は捕手としてプレーしたが初年度にルーキーリーグで12試合で12個のパスボールという怪記録を残した。翌13年も25試合で8個のパスボールを記録して同年からは外野手でもプレー、捕手は2年で見切りをつけて14年から外野手に完全転向したが期待された打撃成績が上向かず、翌15年からは投手でもプレーという異色の経歴を辿った。
:メジャー昇格:
16年から投手一本に絞るとA+で23試合に登板して防御率1.09、24.2回で37奪三振という好成績を残してAAに昇格、AAでも21試合に登板して防御率4.12というまずまずの成績を残した。17年にはカナダ代表としてWBCに出場、ドミニカ共和国戦とコロンビア戦に登板した。同年にはAAAへ昇格とステップアップして、パドレスに移籍した翌18年の8月31日のロッキーズ戦で待望のメジャーデビュー、7対0で迎えた9回表に登板して三者凡退で試合を締めた。同年は10試合に登板して防御率6.48を記録、オフにカブスへ移籍した。
:夏場に活躍:
2年目の19年は後半戦からメジャーに定着して8月には12試合に登板、月間2勝3ホールド2セーブを記録。同年には31試合の登板で防御率2.43、WHIP1.14という好成績を残した。コロナウイルスの影響で60試合の短縮シーズンとなった20年は19試合に登板して防御率3.12を記録、翌21年も夏場からメジャーに定着して、9月には月間14試合に登板、9月5日のパイレーツ戦では3点リードの8回表から登板すると、この試合で先制ソロを放っていた筒香を見逃し三振に切って取るなど2イニングを無失点に抑えてセーブを記録した。
:シーズン64登板:
22年はシーズンを通してメジャーで投げ続けて自己最多の64試合に登板、勝負どころの8回、9回を任されて4勝7敗9セーブと大きな経験を積んだが、防御率は4.22、WHIPは1.69と大きく数字を落とした。翌23年はメジャーには昇格できずAAAでも制球難に苦しんで23試合の登板で防御率8.60という成績にとどまり、8月2日にブルージェイズとマイナー契約を結んだ。移籍後はAAAで20試合に登板して防御率3.86、WHIP0.95、奪三振率16.3と大幅に数字を上げてシーズンを終えた。同年オフにベイスターズと契約。
::
MLB通算で146試合で146.0回を投げてイニング数を上回る160奪三振を記録 |
|