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石井 義人



53
名前 いしい よしひと
生年月日 1978年7月12日
経歴 浦和学院−横浜(96年D4位)−西武−巨人
入団年 96年ドラフト4位
在籍年 97年−02年
背番号 97年−02年[53]
投打 右投げ左打ち
守備 内野手
:右投げ左打ち:
石井は右利きだが、3歳の時に初めてバットを持った時から左打ちだったとか。

:世界一:
浦和学院では1年夏に甲子園出場を果たして姫路工戦の9回に代打で起用されツーベースを放ち、逆転の口火を切った。3年時には甲子園に春、秋と連続出場し、夏の甲子園終了後には日本代表として参加した米国遠征で5打席連続ヒットを含む20打数11安打と活躍して日本の優勝に貢献した。米国との試合後にはシアトル・マリナーズのスカウトに入団交渉を持ちかけられた。高校通算は585打数270安打で打率.462。

:天国から:
99年には苦手だった内角を克服して、開幕から絶好調。5月には二軍で打率.429、4本塁打、5盗塁という大活躍でジュニア月間MVPを獲得し、一軍昇格は間近と言われていたが、右太股に良性腫瘍が見つかって7月に手術をしてシーズンを棒にふった。

:リーグトップ:
00年6月20日には3年ぶりに一軍に昇格すると、その後はシーズンを通して活躍して、41試合に出場し58打数19安打で打率.328を記録した。中でも代打では打率.444という勝負強さを見せて一軍に定着した。翌01年にも代打でリーグトップの打率.324(34打数11安打)を記録した。

:サイン無視:
01年8月19日阪神戦。3対5と阪神にリードされて迎えた6回裏、中根のヒットなどで一死二、三塁という一打同点のチャンスを作ると、阪神のピッチャーが福原に代わったところで代打石井 義人が告げられた。だが福原のコントロールが定まらずカウントは0−3となり、森監督はウエイトのサインを出した。そして福原の4球目も高めに外れる明らかなボール球だった。ところが何を思ったか石井はこれを打ってしまう。結果は犠牲フライになったものの後続が倒れて同点には追いつけず、試合はそのまま敗れてしまった。これに森監督は「サイン無視もいいところだ!」と激怒して、以後石井の出場機会は激減することになる。

:トレード:
そのバッティング技術は誰もが認めていたが、森監督が守備を重視していた事もあって、グラウンドでお手玉やトンネルをする石井にはスタメンのチャンスはなかなか回ってこなかった。そして03年になると石井、細見と中島、富岡のトレードで西武に移籍することになった。西武での自己紹介ではO脚の足が車を持ち上げるジャッキに似ているため「ジャッキーと呼んでください」とアピールした。

:ブレイク:
西武に移籍した当初は二軍で結果を残しながら、なかなかチャンスが回ってこなかったが、移籍二年目となった04年には後半戦から一軍に定着して、自己最多の42安打を放って打率.304、出塁率.429を記録した。

:交流戦首位打者:
05年は開幕から7試合連続ヒットするなど絶好調。5月には猛打賞を5度記録するなど、86打数34安打で打率.395、出塁率.480という大活躍で自身初の月間MVPを獲得。また同年から始まった交流戦でも活躍、5月20日から始まった横浜との交流戦でも2戦目まではノーヒットだったが、3戦目には4安打を放ってハマスタ凱旋試合を飾るなど、交流戦で打率.400と活躍して交流戦首位打者になった。、

:サヨナラ打:
05年8月27日楽天戦。西武先発の西口が9回を投げて無安打無四球という完全投球を見せたが、打線が楽天一場の前に抑えられて0対0のまま延長戦に入った。過去にも9回二死までノーヒットピッチングを続けながら、大記録を逃した西口はこの日も延長10回表に沖原にヒットを打たれてまたも大記録は夢と消えた。史上初の延長戦完全試合を逃した西口だったが、何とか10回表を0点で切り抜けると打線が10回裏に一死一、二塁のチャンスを作って石井が横浜時代の同僚である福盛からサヨナラヒットを放って試合を決めた。石井は「抜けたフォーク。それまで4タコだったから、絶対に打とうと思った。西口さんが頑張っていたし。きょうは守備の方が緊張した」

:首位打者ならず・・:
7月終了時点には打率.348で首位打者を快走していたが、8月に入ると調子を崩して打率が急降下。 9月4日には4タコでついに首位打者から陥落。「最近はバッティングのことを考えて夜も眠れない」という石井は、その後も数字を落とし続けて、結局リーグ4位の打率.312でシーズンを終えた。

:伝説の走塁:
08年には306打数85安打、打率.278でチームの4年ぶりのリーグ制覇に貢献。クライマックスシリーズでも活躍し、アジアシリーズの決勝戦では0対0の同点で迎えた9回裏に四球で出塁すると続く佐藤のセンター前ヒットで一塁から一気にホームに還ってサヨナラ勝ち。87年日本シリーズで西武が見せた伝説の走塁を再現した。石井は「あのシリーズのDVDを買って研究していた」

:西武退団:
09年には422打席と惜しくも規定打席には届かなかったが打率.300を記録。相手先発が右投手のときは5番ファーストとして活躍した。10年も開幕からスタメンで起用されることが多かったが、シーズン途中にフェルナンデス加入すると、押し出される形で代打の切り札となった。同年には打率.293、出塁率.375という好成績を残したが打席数は261打席に留まった。11年にはわずか12試合出場とほとんどチャンスを貰えずシーズンの大半を二軍で過ごした。二軍では打率.318を記録したが同年限りで戦力外通告を受けて退団となった。

:代打打率.405:
11年オフに合同トライアウトを経て巨人に入団。移籍当初は一軍二軍を行き来する日々が続いたが、8月10日のヤクルト戦で7回裏に代打で決勝タイムリーを放ってお立ち台に上がった。この試合で自分のバッティングを掴めたという石井は同月に代打で14打数5安打、3四球という好成績を残すと、9月にはさらに数字を上げて代打で12打数6安打、3四球という6割を超える出塁率を記録してチームのリーグ優勝に貢献した。同年に記録した代打での打率.405はリーグトップだった。また得点圏打率も.444という驚異的な勝負強さを見せた。

:1安打でMVP:
クライマックス・シリーズでは中日とのファイナル・ステージの第5戦で2対2の同点で迎えた9回裏に一死満塁という絶好機で代打で登場。中日抑えの山井が投じたストレートに押されながらも、しぶとくレフト前に落ちるサヨナラタイムリーを放って同シリーズわずか1安打でMVPに選出された。

:引退:
13年も62試合に起用されたが64打数でシングルヒット13本(打率.203)と大幅に数字を落としてしまうと、翌14年にはイースタン・リーグで打率.327を記録したが一軍では殆どチャンスを貰えず同年のオフに戦力外通告を受けた。現役引退を決意した石井は「やりきったといえばウソになる」としながらも、「若い選手に技術を教えて、彼らが活躍すると喜んでしまう自分がいた」と引退の理由を語った。引退後はBCリーグの武蔵で打撃コーチに就任した。


初記録
初出場 97年9月25日中日戦:代打で
初安打 97年10月8日広島戦
初本塁打
初打点
初盗塁
その他の記録
月間MVP 05年5月






97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14
オールスター ● 1回


  打撃成績
チーム 試合 打数 得点 安打 二塁 三塁 本塁 塁打 打点 盗塁 盗刺 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率
97 横浜 10 17 2 4 1 0 0 5 0 0 0 1 0 0 0 2 0 1 .235
00 横浜 41 58 6 19 3 0 1 25 6 1 0 0 0 3 0 9 3 0 .328
01 横浜 53 67 7 19 5 0 0 24 8 0 0 0 1 13 0 16 2 4 .284
02 横浜 22 20 2 5 1 0 0 6 1 0 0 1 0 2 0 7 0 0 .250
03 西武 8 12 0 5 2 0 0 7 2 0 0 0 0 0 0 4 0 0 .417
04 西武 58 138 22 42 9 0 2 57 16 1 1 1 0 30 0 24 4 5 .304
05 西武 125 414 48 129 25 3 6 178 38 7 5 1 1 51 4 74 9 6 .312
06 西武 67 186 32 58 10 0 3 77 16 3 0 2 1 23 1 35 1 6 .312
07 西武 92 260 26 66 14 0 2 86 17 7 0 4 3 29 0 53 2 6 .254
08 西武 108 306 31 85 21 1 4 120 29 0 1 0 4 25 0 53 2 4 .278
09 西武 125 383 48 115 17 3 6 156 39 3 2 5 1 30 3 73 7 3 .300
10 西武 98 222 28 65 8 0 6 91 22 0 0 2 5 31 1 35 5 3 .293
11 西武 12 19 0 2 0 0 0 2 1 0 0 0 0 1 0 6 0 0 .105
12 巨人 51 54 4 17 2 0 0 19 14 0 0 1 2 7 0 9 0 1 .315
13 巨人 62 64 1 13 0 0 0 13 2 0 0 0 0 6 0 18 0 2 .203
14 巨人 7 4 0 1 0 0 0 1 1 0 0 0 1 1 0 3 0 0 .250
球団 4年 126 162 17 47 10 0 1 60 15 1 0 2 1 18 0 38 5 5 .290
通算 16年 939 2224 257 645 118 7 30 867 212 22 9 18 19 252 9 421 35 41 .290


  日本シリーズ打撃成績
チーム 試合 打数 得点 安打 二塁 三塁 本塁 塁打 打点 盗塁 盗刺 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率
04 西武 4 2 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 .500
08 西武 6 16 0 4 0 0 0 4 2 0 0 0 0 0 0 5 0 0 .250
12 巨人 3 2 0 1 0 0 0 1 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 .500
13 巨人 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 .000
通算 4年 15 22 1 6 0 0 0 6 3 0 0 0 0 2 0 7 0 0 .272


  プレーオフ打撃成績
チーム 試合 打数 得点 安打 二塁 三塁 本塁 塁打 打点 盗塁 盗刺 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率
04 西武 2 6 0 1 1 0 0 2 2 0 0 0 0 0 0 1 0 0 .167
05 西武 2 7 0 2 1 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 .286
06 西武 2 4 0 1 0 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 2 0 0 .250
08 西武 5 15 3 8 3 0 0 11 4 0 0 0 0 4 0 3 0 0 .533
10 西武 2 2 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 .500
12 巨人 3 3 0 1 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .333
13 巨人 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 .000
通算 7年 17 38 4 14 5 0 0 19 7 0 1 0 0 6 0 8 0 0 .368


  オールスター打撃成績
回数 試合 打数 得点 安打 二塁 三塁 本塁 塁打 打点 盗塁 盗刺 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率
通算 1回 2 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000


  二軍打撃成績
チーム 試合 打数 得点 安打 二塁 三塁 本塁 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四死 三振 併殺 失策 打率
97 横浜 78 224 29 61 8 5 2 85 34 4 6 1 31 35 4 12 .272
98 横浜 84 244 36 54 7 1 5 78 22 5 5 3 39 36 5 6 .221
99 横浜 34 134 33 50 6 3 6 80 17 8 0 0 18 22 1 5 .373
00 横浜 63 237 35 78 21 1 4 113 42 1 0 5 33 37 1 5 .329
01 横浜 33 115 15 29 6 4 2 49 11 5 2 0 24 20 2 0 .252
02 横浜 57 206 31 59 11 0 2 76 16 5 6 1 30 38 3 5 .286
球団 6年 349 1160 179 331 59 14 21 481 142 28 19 10 175 188 16 33 .285
球団在籍時のみ