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木塚　敦志



２０
 名前 きづか　あつし
生年月日 1977年7月19日
経歴 浦和学院−明治大−横浜(99年D2位)
入団年 99年ドラフト2位
在籍年 00年−10年
背番号 00年−10年[20］
投打 右投げ右打ち
守備 投手
：ノーヒットノーラン：
浦和学院でサイドスロー転向。明大では2年生時の秋に肩を痛め手術。4年春にはヒジを痛め、それを隠したまま登板した東大戦では4失点を喫して明大としては24年ぶり93戦ぶりの東大戦敗北。だが同年秋の東大戦で史上18人目、明治では星野 仙一以来となるノーヒットノーランを達成するなどリーグ2位の防御率1.17を記録した。99年オフのドラフトで横浜から2位指名を受けて入団。

：初登板：
00年の開幕戦で早くも初登板。6対6で迎えた延長11回表という緊迫した場面だったが、矢野から初奪三振を奪うなど見事に三者凡退に抑える。するとその裏に進藤がサヨナラタイムリーを放ち、木塚には開幕戦初登板初勝利が記録された。

：クローザー：
同年の横浜にとって最大の問題はMLB移籍した佐々木に代わるクローザーを誰が務めるかということだった。開幕当初は福盛、森中、木塚らで日替わりクローザーを務めていたが、後半戦からは木塚が任されるようになった。木塚はその期待に7勝3敗18セーブ防御率2.89という素晴らしい成績で応えた。

：最優秀中継ぎ：
01年には中継ぎに転向。69試合に登板し、防御率2.48で9勝5敗3セーブと大活躍。リリーフポイント28.40で最優秀中継ぎ投手を獲得した。

：歴史的一勝：
ついに05年から始まった交流戦。その第一戦となった5月6日のロッテ戦は三浦、清水の両エースによる素晴らしい投手戦が続いていたが、7回表にフランコのソロで1点の先制を許してしまう。試合はそのまま9回表まで進み二番手のホルツが二死一、二塁としたところで木塚がマウンドに上がった。 そして木塚が里崎をサードゴロに仕留めてピンチを切り抜けると9回裏に村田が逆転サヨナラタイムリーを放って歴史的な一勝を挙げた。全カードの中で一番早く試合が終了したため木塚は交流戦初の勝利投手になった。

：引退する野村と名勝負：
05年には58試合に登板して6勝5敗、防御率2.44を記録した。9月19日に横浜スタジアムで行なわれた広島戦では同年限りで引退する広島の野村謙二郎と対戦。木塚が140キロ中盤のストレートを投げ込めば、野村もファールで粘る好勝負を演じて、8球目で野村がセンター前ヒットを放つと球場中から大きな声援が送られた。

：登板新記録：
07年は開幕から好調をキープして4月22日から6月5日まで20試合連続無失点を記録するなど右のワンポイントとして活躍し、初のオールスターゲームにも選出された。シーズンを通しても明大の大先輩である秋山を越えるチーム新記録の76試合に登板し、最終戦ではセリーグ新記録となる424試合連続リリーフ登板を達成した。だが08年は故障でわずか16試合登板に終わると、09年は防御率4.83という今ひとつの成績に終わってしまう。

：引退：
10年は開幕一軍となったが開幕第2戦となった阪神戦で延長11回裏に城島にサヨナラホームランを打たれてしまうなど結果が残せず二軍落ち。シーズン終盤に戦力外通告を受けて同年限りで引退となった。引退試合となった10月6日の阪神戦では真剣勝負を要望して、8回表二死二塁という場面で登板し、新井にツーベースを打たれて現役生活に幕を閉じた。同試合ではかつてのチームメイトが球場に駆けつけ、セレモニー後に10回を超える胴上げが行われるなど、木塚の人柄が伝わるものとなった。なお490試合登板は全てリリーフで記録した。


初記録
初登板 00年3月31日阪神戦
初勝利 00年3月31日阪神戦
初奪三振 00年3月31日神：矢野から
初完投
初セーブ 00年4月4日広島戦
その他の記録
月間MVP 01年7月






00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10
最優秀中継ぎ ● 1回
オールスター ● １回


　　投球成績
チーム 登板 完投 完封 勝利 敗戦 S 回数 安打 本塁 四球 死球 三振 暴投 ﾎﾞｰｸ 失点 自責 防御率
00 横浜 46 0 0 7 3 18 62.1 46 7 13 1 73 1 1 20 20 2.89
01 横浜 69 0 0 9 5 3 90.2 58 10 26 3 70 1 0 25 25 2.48
02 横浜 36 0 0 1 3 2 41.1 41 5 9 2 39 0 0 20 18 3.92
03 横浜 28 0 0 0 1 0 26.2 21 7 6 0 23 0 0 16 12 4.05
04 横浜 52 0 0 2 3 0 52.0 45 3 18 6 26 0 0 21 20 3.46
05 横浜 58 0 0 6 5 0 51.2 44 4 11 3 35 0 1 14 14 2.44
06 横浜 59 0 0 3 1 0 61.0 63 4 26 3 46 0 0 25 24 3.54
07 横浜 76 0 0 3 1 0 35.1 32 1 10 5 25 0 0 13 12 3.06
08 横浜 16 0 0 1 0 0 6.0 7 0 1 1 8 0 0 5 5 7.50
09 横浜 43 0 0 3 2 1 31.2 35 5 7 3 20 0 0 18 17 4.83
10 横浜 7 0 0 0 1 0 3.2 10 2 0 0 2 0 0 5 5 12.27
通算 11年 490 0 0 35 25 24 462.1 402 48 127 27 367 2 2 182 172 3.35


　　打撃成績
チーム 試合 打数 得点 安打 二塁 三塁 本塁 塁打 打点 盗塁 盗刺 犠打 犠飛 四球 死球 三振 併殺 失策 打率
00 横浜 46 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 .000
01 横浜 69 11 0 1 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 8 0 0 .091
02 横浜 36 5 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 1 0 .000
03 横浜 28 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 .000
04 横浜 52 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
05 横浜 58 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
06 横浜 59 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 .000
07 横浜 76 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
08 横浜 16 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
09 横浜 43 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 .000
10 横浜 7 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 .000
通算 11年 490 22 0 1 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 16 1 1 .045


　　オールスター投球成績
回数 登板 完投 完封 勝利 敗戦 S 回数 安打 本塁 四球 死球 三振 暴投 ﾎﾞｰｸ 失点 自責 防御率
通算 1回 1 0 0 0 0 0 1.0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0.00


　　二軍投球成績
チーム 登板 完投 勝利 敗戦 S 回数 安打 本塁 四死 三振 失点 自責 防御率
02 湘南 8 0 1 1 1 10.1 12 1 2 10 5 5 4.35
03 湘南 13 0 2 1 3 17.0 14 1 5 22 5 4 2.12
08 湘南 9 0 0 0 0 9.1 8 0 1 7 3 3 2.89
09 湘南 6 0 0 0 0 6.0 2 0 2 4 1 0 0.00
10 湘南 35 0 2 2 0 27.0 26 0 6 20 11 11 3.67
通算 5年 71 0 5 4 4 69.2 62 2 16 63 25 23 2.97